2015年
12月
25日
金
雛人形の雛常さんへ
メリークリスマス!!そんな日は伝統産業です。
今日は藤枝に行ったので、雛人形の雛常さんに寄ってきました。小宮社長は藤枝東高の同級生。先月20年振りに再会し、改めてご挨拶です。
お互いの事業や業界の情報交換の中、小宮くんの落ち着いたものの考え方、文化を創っていく姿勢に共感しました。
元気な野球部の印象が強く、先月はお互いお酒が入っていたのでギャップもあり(笑)
実は最近、何か新しい展開ができないかとモヤモヤしていたので、今日の会話で少し勇気をもらった気がしています。そうだ!何かを変えようとしたら自分でやるしか無いのだ!!と再確認。
ところで店内の壁は落ち着いた白系。洋室で飾ることをイメージし易いようにとのことだが、ふと雛人形を飾る空間はどんな空間がよいのか聞いてみた。
小宮くん曰く、「持論だがインテリアに同化せず浮いていることが大事」とのこと。雛人形は年中飾っているものではない。人形に込められた意味を考えて、あえて家具調にしてインテリアとの調和を目指すのではなく、別のものとして扱ったほうが良いとのこと。
なるほど、建築デザインとして何でも整えていってしまいがちの身としては、良いことを聞きました。なんとなく金閣寺が頭に浮かんできました。
話の中で何度も出てきた3月3日。やはりこの日はこの業界にとってとても大切に扱われているよう。
言わなかったけど、実は自分の誕生日は3月3日。昔はよくからかわれたけど(自分は気に入っている)、市民権を得たようで少し嬉しかったです(笑)
小宮くんありがとう!
2015年
12月
23日
水
新国立競技場デザイン案決定
新国立競技場のデザイン案が決定されましたね。先日来どうも写真のピントが気になりますがそろそろ買い替えを検討しないといけないのかもしれません。話が逸れました。
A案(隈研吾氏)、B案(伊東豊雄氏)の対決となった今回の勝負。軍配はA案。無難といえば無難、妥当といえば妥当と、環境との調和を評価する意見とともに、果たして国民の記憶に残るのであろうかと物足りなさを指摘する意見もありました。
私自身、デザイン案が発表されてからあの建築家たちがこの案というのが不思議で、とりあえず結果が出るまで黙って見てようと思っていたのですが、配点表を見てあ~と納得。
もちろん、自然素材とテクノロジーの融合や、神宮の森につながる都市景観としての連続性はいいのですが、明らかになった配点表の構成が凄い。
業務の実施方針 20点
事業費の削減 30点
工期短縮 30点
維持管理抑制 10点
ユニバーサルデザインの計画 10点
日本らしさに配慮した計画 10点
環境計画 10点
構造計画 10点
建築計画 10点
以上、合計140点
え?建築計画がユニバーサルデザインと同じ配点?
ユニバーサルデザインは最早当たり前。創造に関わる根幹の配点がかくも低いとは・・・。
当然、両者共にある程度の雰囲気を掴んで戦っていたんでしょうが、工期短縮で逆転された事実を考えても、アーキテクトのコンペとは完全に色が違うんでしょうね。
う~ん。
工期とか、予算とか、もうここまで来た段階でプロなら当たり前にやるんだから、なんか、な~。
きちんと、ちゃんと、嫌われない建築、プロセス勝負って感じ。内部の臨場感や使い勝手に期待かな。
国立代々木競技場のような感覚はしょっぱなから排除されたんだろうけど。でもそう考えると現代の社会状況の中で隈さん流の「負ける建築」というロジックは成立しているのか、大きい版で。
先月のJIA東海大会で内藤廣さんや今回審査委員の涌井さんの話(違う内容)を聞いたばかりだからなんだか不思議な気分。もう少し情報が出てくるのを待って、自分なりに考えてみよう。
2015年
12月
18日
金
今年最後の授業
今日はデザイン学校の今年最後の授業でした。来週からは冬休みに入るということで、方向づけをしっかりしておこうというのが今日の目標。
宿題の完成度がまちまちだったので、とりあえず現時点での成果物をA1の紙2枚に載せさせ、ラフでいいから納めろと一気にレイアウトさせました。この一気にというところが大事です。
グループでダラダラやっていると何の意味もなく時間が過ぎていきますが、早くさばけさばけ、どうするどうすると瞬時に判断することを求めていくと、本当に大事な情報を優先できるようになります。
そしてグループ内の他のメンバーとの感性の違いや、手の動かし方、クオリティーに至るまで同時進行で複合的に目に映るようになる。良いアウトプットが出てこないのは、自分がしっかり指示を出していないからだ!イメージを的確に伝える努力を怠っているからだ!!と若干私もスパルタです(笑)
でもだんだんランナーズハイになってくると、みんなそれなりに楽しくやっているような。
その後の発表の時には、出た意見や思いついたことをポストイットに書いて図面や模型にどんどん貼っていきます。言葉と形を一体化させていくことを視覚的に把握させようという目論見。違和感や納得感を手に触れるもので感じろ、素直に言えと、どんどん生徒の手が動いていきました。いいことです。
こういうことをどんどん繰り返して、最終的な成果物ができていく。
悪ければどんどん直す、物惜しみするな。破壊と創造の取り組みです。
他のグループの講評を聞きながら、それぞれ思うところもあったんでしょう。授業終わりの号令をしたら直ぐに向こうの方で「グループ内コンペをしよう!」との声が。そこここで「あーしようこーしよう」の会話も。
そうそうみんな頑張れよ。
年明け期待しているぞ~。
ところで余談ですが、いやこのブログは余談だらけですが(笑)、生徒に文房具の話をしました。
それぞれにお気に入りの一本を発表してもらい、その理由を聞きいて、少し私の考えを伝えました。
デザインを学ぶものとして、それを生みだすものにも関心を持つようにと。
決して高価なものを求めろと言うわけではありません。
自分の持ち方、バランス、重心、グリップ形状、重さや長さ、使うシーンなど、毎日手で触れる一番使用頻度が高いものを追求することは、それが今後椅子になったりダイニングテーブルになったり、浴室やトイレになったり色々なケースで追求していくことにつながるからです。
機能と美しさの融合、良しとする感性を培う基本です。
こだわらない人もいるでしょうが、簡単にこれでいいで終わらず、デザイナーであれば何故いいのか全部説明できるようなっていなければいけないと思います。
考え、整理し、納得の基準を見つけることで、文房具が表現の道具に変わっていくのだと思います。
少しずつ見なおしてみるようにというのが冬休みの宿題です。
2015年
12月
17日
木
一級建築士試験合格発表
今日は国家試験の一級建築士製図試験の合格発表がありました。
私が教えた生徒がどうか朝から気になっていたのですが、ずっと外に出て動いていたので国交省のホームページを見るタイミングも無かったのですが、午後になって学校と連絡がとれ確認したところ・・・。
何名かの嬉しい合格者が!!
その顔ぶれを思い返してみると、やはり努力していた人達。受かるべく水準だったのかなと。
本当におめでとうございます。濃密な2ヶ月半、よく頑張りました!
いや~嬉しい、本当に嬉しい!
合格祝賀会では是非一緒に祝杯を上げましょう!
※さっそくワインを勝手に飲んでいます(受けてないのに)。
で、さっき試験元が発表した標準解答例なるものを確認してみたら、
・・・。
なんじゃこりゃ?
こ、こ~れ~は~ちょ~っとやりすぎなんじゃ・・・、う~ん。
この路線で行くとなるとこれからますます厳しい修羅の世界の試験になりそう。
ほろ酔いだったのに、なんだか不思議な気分になってしまいました。
2015年
12月
11日
金
朝は嵐
いやあ今朝は凄い嵐でした。
でも新幹線に乗って西に進むと掛川で雨が上がり、浜松では青空。すごい苦労したのに。
でもちょっといいことがありました。
教えているクラスで取り組んでいる第三課題。
グループワークの中で大丈夫かなって思っていた子の案が皆から評価されそれを作ることになりました。
本人も凄く嬉しそう。独創的なアイデアを、周りのメンバーと完成度高く仕上げてもらいたいです。
こうしてみると、皆ずいぶん成長したなと思います。
技術もそうだけど、スタンスや人に対する態度、自由な批評精神と良い物を認める器。
ちょっとした息抜きの会話も楽しくなってきました。
そしてこちらが見せる資料や情報を生徒たちなりに受け止めているのでしょう。
今まで周りの世界の中でしか見たことがなかった造形イメージが広がってきたように思います。
建物から建築へなりつつあるような・・・。
さて来週は年内最後の授業。
また熱くいきますか。
2015年
12月
04日
金
からっ風
今日の浜松は風が強い!
いい天気なのにこれが遠州からっ風というのでしょうか、寒いです。
デザイン学校の第三課題敷地調査にやってきています。
敷地は中区の公園、「小さな美術館」という課題です。この小さなというところがミソで、建築を大きくしすぎずに外部空間をいかにデザインしていくかをポイントにしています。
各グループごとで敷地状況を確認したり、建物配置を構想したり。この場所の特性を掴もうと歩きまわります。ちなみにここは都市の結節点のような場所で、西は官庁街やオフィス、東は住宅街、北は文教地区で南は駅に向かって商業地。やりようによってはいろいろな可能性が生まれます。
その後教室に戻ってから、1/500で設計条件の面積を置かせてみると、皆一様に「小さい!!」とびっくり。
そうなんです。大きな敷地を歩く時は、特に公園などでは自由に行き来できるのでスケール感が狂うのです。なのでこの作業をやって現実のスケール感に戻してあげなければいけません。といっても住宅3軒分くらいの面積はあるんですがね。
細長くしたり重ねてみたり散りばめてみたり。色々なバージョンをやりながら外部空間の可能性も広がっていくことが見えてきたかな?今回は共同作業なので、そのあたりもポイントだ。みんながんばれ!
2015年
11月
30日
月
篠原一男
ブログのタイトルが個人名っていうのも変な感じなんですが、ここ一ヶ月位、2006年に亡くなった建築家の篠原一男さんの本を読んでいます。
先日コンペの審査員を一緒にやった西沢大良さんから、東工大での話を聞いたのがきっかけで、今さらながらこの建築界の巨匠に興味を持ちまして。
実は東工大と聞くと、工業大学だしあんまり芸術系のイメージが沸かないなぁと、手が出ずズルズルきてしまっていまして。同じ首都圏の国立大学にいながら駄目ですね。わりと近くに住んでいたのに。
西沢さんは、かつて篠原さんの図面をパラパラ見て「建築ってこういうことなのかな」と少し分かったような気がしたと言っていましたので、どんな世界なのか自分で実際に読んでみると、
「・・・うん。これは、凄いな。何か今の建築家達、この人から始まったようなところ多いのかも」って感じでシゲシゲ見てしまう。
横国の教育とはだいぶ違うけどこれは学ぶとこあるわ。
若干こっちの方に惹かれる自分もいる。
こりゃ世界中の建築家が刺激を受けるわけだ。
なんてこった!俺は今まで何してたんだ、とかなり後悔してます(笑)
でもしょうがない。これが出会いのタイミングです。
図面集いいです。ろくに写真が無いのがいい。本当に空間を想像する。
住宅論もいいです。建築家として、いちいちクライアントに言わない自分だけの思いに共感するところ、多です。篠原さんの顔つきも好きです。
大学1年の冬、まちで気になった建築の写真を撮ってこいという課題が出て、カメラを片手に青山をぶらぶら歩いていたことがある。
その時、アルド・ロッシが設計したアンビエンテ・インターナショナルにたまたま出くわし、何だこの建物はと立ち止まって眺めていたことがある。豪華な材料というよりも外部からでも分かるその幾何学的な構成に違うものを感じた。
横国の先生たちの嗜好とは違いそうだから黙っていたのだけれど、その時に撮った写真はずっと手元に残っていた。
篠原一男さんは、アルド・ロッシは自分と似たところがあると言われたようだが、惹かれた自分は分かるような気がした。数学的なんだ。
機能や合理性とも違う、空間を生み出す原理の追求。生み出された空間と人間との格闘や化学反応、身体的呼応。
社会システムの追求とは違う建築、東工大もいいなあ。
2015年
11月
15日
日
JIA東海設計競技二次審査
11月14日、名古屋市中区のTOTOマルチスペースにて、第32回JIA東海設計競技の二次公開審査会が行われました。
「首相官邸」という課題に、学生・一般の方々多数がチャレンジ。当日は足元の悪い中多くの方が参加してくれました。
全体的には、一般より学生のほうが形になった提案が出ていたような気がします。
実際に会って聞いて見る中で評価も変わってきますし、熱意も伝わってくるので、やり取りの中で点数が変わってくる場面もありました。
応募者も、何故その質問が来るのか、何故大切なのか、そんな見方もあるのかと、色々気づいたようですし、こちらもいい経験になりました。
因みに写真前列は左から審査委員の吉村先生、山田先生、私、松浦先生、審査委員長の南川先生、ゲスト審査委員の西沢先生。
みんなハッキリとものを言うメンバーです(笑)
その後開かれた記念講演会では、ゲスト審査委員を努めてくださった、建築家で芝浦工業大学教授の西沢大良先生による講演会が開かれました。
「現代建築のつくりかた」をテーマに、御自身の作品を中心に解説しながら、現代建築の特性について語っていただきました。
現代建築とは、
人工物であるだけでなく自然物でもある
現実的であるだけでなく魔術的である
小種多量であるだけでなく多種多量である
我々は、近代建築でなく現代建築をつくりましょう
自然環境と人間の営みについて、本質的に考えてみる興味深いお話でした。
西沢先生ありがとうございました。
その後の懇親会、受賞者と共に。審査される方もする方も、みんな頑張りました!
自分の顔をよく見ると、だいぶウイスキーが回っています(笑)
最後は関係者一同で。
こういうコンペ一つをとっても、いろいろな人に支えられて続けられています。
本当にありがたいことで感謝申し上げます。
みなさんご苦労様でした。
2015年
11月
02日
月
杭データ偽装問題
連日、全国各地で杭データの偽装案件が出つつあります。
三井不動産、三井住友建設、旭化成と大手企業の高い壁を突き崩し、よくここまで来たものだという気もしますが、引き起こした当の本人たちは最終的に誰の責任にしようかと水面下で躍起になっているかもしれません。業界体質、契約上の問題等、以前起きた鉄筋不足の耐震偽装問題でも同じような流れになった気がします。
基礎や見え隠れの部分は作る方にとっても使う方にとってもちゃんと行われていないと影響が大きいので細心の注意を払いたいところ。
不安があるけどまあ大丈夫だろう。ではなく、
不安なら、安全側に確認できるまでやりきっておこう。が自分のポリシー。
だからしつこいくらい現場を見に行くし、検査でも時間をかける。
「たぶん」とか、「おそらく」という言葉が出るようなら、やらない。
目で見たものしか信じない。必要ならお金と時間をかける。
単純ですが、そうしてます。
昔数千㎡の鉄骨造の工場を建設している時に、基礎の配筋検査で地梁の上の立ち上がり壁の差筋が入っていなかったので注意して施工を指示したことがありました。
「時間がないのでコンクリートを打った後に「田植」じゃ駄目ですか?」
「は?田植?何で?」
「・・・。」
ドロドロのコンクリートに後から差し込み、一緒に固まらせようとのことだが、それでは地梁の配筋と緊結できないし、施工精度や付着力の保証もできない。そもそも新築なんだから、極わずかの手間を省かずにできる時にできることをちゃんとやれというもの。
もちろん許可しませんでしたが、全体的にはいい人だっただけに、そんな言葉がさらっと出てきて残念で一気に軽蔑してしまったし、今後は適正な距離を取ろうと自分を戒めたものでした。
そして二週間後、今度は柱のあるはずのない場所に柱の基礎が立派に立ち上がっていました。
もちろん我慢強く丁寧に修正を指示しました。
大きな建設会社であっても人間がやることだからミスはあるし、楽もしたがる。
そんな時に監理者がスタンスをきちんとしていないと、一事が万事になり、変な流れに飲み込まれていってしまいます。
そうしないよう、そうした疑いを持たれないよう、お互い正々堂々と気持ちよく仕事をやりぬいた先に良い建築ができるし、人に自慢もできるというもの。
10年以上経った今、あの時の目が脳裏をよぎります。
2015年
10月
25日
日
JIA東海設計競技一次審査
昨日は名古屋市立大学芸術工学部にてJIA東海設計競技の一次審査を行ってきました。
応募作品は去年より少なめでしたが、一般の部と学生の部にそれほど力の差を感じなかったような気がします。むしろ学生のほうが伸び伸び提案していたような感じで、一般は思っていたより物足りなかったかも。二次のプレゼンで聞いてみないと分かりません。
一つのお題に全く違う人たちが応募しても、なんとなくいくつかの傾向が見えてくるのがコンペの面白いところですが、解釈から提案について、「首相官邸」というテーマが難しかったのかもという声もありました。
夜はゲスト審査員の西沢大良先生、審査委員各氏、コンペ委員の皆さんと慰労会。
西沢先生の設計された駿府教会の話、東工大の学生時代の篠原先生とのエピソード、数学科志望から建築科への話など、気さくにお話いただき楽しい時間を過ごしました。皆さんお疲れ様でした。
審査会場からの帰りのバスの中で、場の雰囲気に関係なく思っていることをズバッと言ってしまう自分の発言に周りがウケていたことを聞きましたが、まあ何を置いても正直が一番ですね。
11月の二次審査、楽しみにしています。
2015年
10月
16日
金
教えることは
教えることは難しい。
というか、人の脳ミソを刺激してモノを作らせることの大変さと言うべきか。
先日、一級建築士になるための製図の国家試験が終わりました。この夏はこれを教えていたので凄い忙しさになってしまい、ブログの更新もままならない有様でした。濃密な日々は怒涛のごとく過ぎ、受験した生徒の反応もチラホラ分かってきました。
やはり、難しいですね~。
どんなに指導してきても、何となくその人の癖が本番でも出てきてしまったような。そんな気がしました。基本的に学科試験を突破してきた優秀な人から更に容赦なく選抜される修羅の世界。普段から人格を変えて臨めと言ってきたけど、初めての人にはなかなかその意味が実感として伝わりづらかったのかもしれない。もしこれで分かったのならば、ぜひ次回はもっともっと必死に取り組んでもらいたいと思います。まだこれからだ。
そして頑張った人、発表を待ちましょう。本当に受かる人は受かった理由が自分で分かるもの。
大丈夫、神様は見てくれています。
デザインの学校のほうは、現在第二課題の住宅に取り組んでいる所。さあやれといきなり言っても誰もできるはずがないので、考え方、分析の仕方、空間構成のイメージの作り方を一緒にやっている所です。
教える側ができる努力は、教わる側の頭の状態を考えぬくことから始まる。そして慢心せず新しい刺激方法を常に模索する。自分自身他の先生から学ぶところもあり、そこだけは大切にしています。
2015年
9月
07日
月
デザインの授業
こんにちは。近頃はだいぶ涼しくなってきましたね。
忙しさに追われ、前回から日が経ってしまいました(汗)
8月の終わりからデザイン学校の担当授業が始まり、1年生に建築計画を教えています。
住宅設計、建築設計を通して、空間創造力は元より、社会性やプレゼンテーション能力を養うことが目的です。また、デザイナーとして納期までに作品を確実に仕上げるプロジェクト遂行能力を養うことも大切です。この二つは社会に出てから仕事の基本となるので、今のうちからその姿勢で取り組んでもらおうと思っています。
なんとなく緊張しながら恐る恐る始まるのはいつもの例ですが、それでも自分のアイデアを発表する場が出来たことが良いのか、試行錯誤しながらもだんだん明るく笑いも増えてきました。
クリエイティブなディスカッションも少しずつできるようになり、楽しみです。
この少しずつというところが大事で、いきなり思ってもいないことを上手に喋ったり、誰かの言葉をミーハーに借りてきて言ったところで何の約にも経ちません。
デザインとは自分の知性が視覚化されるものです。
例え朴訥でも、専門用語じゃなくても、言っていることとやっていることが素直につながるように、そして聞いている普通の人(クライアント)が分かるように、生徒一人一人の個性を大切に指導していきたいなと思っています。
第一課題は「二人の居場所」
小さくてもキラリと光る片鱗が見えることを期待しています。
2015年
8月
18日
火
万年筆
万年筆を使い始めて一ヶ月が経ちます。今ではインクが友達になってきました。
元はといえば、自分も何かちゃんとした筆記用具が欲しいなあと思っていたところに、建築家の仲間たちに進められたのが始まりでした。
それから吟味すること約2ヶ月。国産、外国産ともかなり試しました。値段も何十万は無理だけど、このくらいまでならと予算を見てお店に通っては出してもらって書き書き。
「永」って字をいっぱい書きました(笑)
で、最終的に行き着いたのが、パイロット(日本製)のカスタム742の中細字でした。
選ぶ手順としては、
1)日本語の書きやすさを重視して(製図用シャープペンでも同じ)国産にフォーカス。
2)ペン先が金か銀(ロジウム加工)かでは、銀の筆記用具はたくさん持っているので金に。
3)軸は段差が一番少なく、持ってみて自分の手に合うバランスがいいものを。
4)インクはフローが良く、コンバーターで手入れがしやすいものを。
日本製はどれも品質が高く、各メーカー(プラチナ、セーラー、パイロット)ともそれぞれ良い所があるのですが、パイロットは伝統がありながら古臭すぎず、クリップの丸玉がこの会社が宝飾を手がけているからこそできる技術である点もオリジナリティーがあって好きでした。
まあ遠くから見れば黒いバランス型のオーソドックスな万年筆ですが、やはり自分にあったものを追求して手に入れたものは愛着が湧きますね。
毎日使っています。
このところ移動が多く時にバテそうにもなりますが、自分を感じさせてくれる一本が何とか支えてくれています。それと今度また美味しいものを食べようという食欲が(笑)
2015年
7月
31日
金
NAGAFUSA
連日の猛暑です。皆さん最近は暑すぎて、日中の外出は控えめなんじゃないでしょうか?知らず知らずの内に、食欲も減退しちゃいますよね。
「そんな時は、美味しいものを食べよう!!」
ということで、縁あって昨日教えてもらったフレンチのお店にランチを食べに行ってきました。
私のブログで食レポ的なことを書くのは多分初めてかもしれませんが、今日は皆さんに伝えたい!
ちなみに私のモットーは、食べたければ一人でも行く!食べたい時に行く!すぐ行く!です(笑)
静岡駅から石田街道を南へ徒歩7分。
レストラン「wine&grill NAGAFUSA」さん。
来年、創業40年を迎えます。
店内は落ち着いた上品な雰囲気。
「一人ですがよろしいですか?」と聞いたら、
「もちろんです!どうぞどうぞ」と笑顔で爽やかに迎え入れてくれました。
柱梁や腰までの高さをダークブラウン系にまとめた調度、その上にさり気なく色彩のある装飾を施したインテリア。
北側の窓から入る落ち着いた光と緑のおかげで、表通りの喧騒から離れた居心地の良い空間が広がっています。
ランチメニューは1400円。
ハンバーグや本日のお魚料理もありますが、
グリルのお店ということなので、
「朝霧豚ロースのグリエ、アンチョビソース」を注文してみました。
喉も乾いていたのでスープも付けて(300円)。
最初のバーニャカウダが出てきた時点で、暑さに負けて車できたことを激しく後悔!!
ああ、ワインが飲みたい・・・(笑)
口に入れれば程よくさっぱり、野菜はもちろんパンにつけてもピッタリです。無心でポリポリ。パリ、キュ、モグ。こんな時間、最近は無かったなぁと少しずつ自分に戻っていきます。
お次はビシソワーズ。冷たさとコク、生クリームとクルトンが口の中でゆっくりと混ざり合っていきます。なんだか背中がほぐれて癒やされますね。一人だと結構早く食べちゃうんですが、逆に味に対して集中力が高まります。たまにはいいもんです。
ここまでで何となく思ったんだけど、最近はフレンチ風というのか味に対してもカジュアルになってしまっているお店が多く(カフェの変な影響?)、何となく「こんな感じ~」で出してくるとこが多かったんだなと再確認できた気がしました。
やっぱりちゃんとコントロールされた味は違いますね。今日は料理のあとに水を飲み過ぎることはありません。
そしてメインは朝霧豚ロースのグリエ。
ちょっとレタスに隠れてますが、意外とボリュームがあります。
ん?脂身・・・。実は私、固い脂身や筋が苦手。大丈夫かな、とナイフを入れるとスッと切れる。口に入れて、んっと噛むと、パリ、ジュワッ!!
「グウッ!美味い!何だこれ!」
言わない。もちろん一人だから言わない。
けど確実に口の中で私は言った!「甘く溶ける~、これはいい肉だ~。いい腕だ~。」
肉も綺麗にピンクで旨味が溢れてくる。ホントどうやって焼くんだろ?
若干ナイフとフォークのスピードが上がってしまいました(笑)
お肉をじっくり堪能し、最後にパンをソースに一口つけてご馳走様でした。
食後のコーヒーも美味しかったです。
エスプレッソが苦手な私としては、コクと香ばしさがありながらさっぱりと口の中を流してくれるこの味は好印象でした。
今度は魚介類もいいな。
他に2店舗あるようなので、次回はそっちもお邪魔してみようかな。
comme des poissons(魚介料理を中心にしたお店)
La Cave(オーナーシェフのプライベートレストラン)
皆さんも是非足を運んでみてください。
美味しいものを食べて、この夏を乗り切りましょう!!
2015年
7月
18日
土
第32回JIA東海設計競技
とうとう新国立競技場の計画が白紙になってしまいましたね。やっぱりと言う感じですか。
みんなして責任逃れのブラックボックスばっかりじゃあね。安藤さんの会見で決まったかな。
無理して突っ込むのはやめとこうっていう姿勢を安倍さんが見せたのも良かったと思います。
安保法制の空気とバランスを取って。それもひとつの政治ですね。
さて、JIA日本建築家協会東海支部設計競技の募集要項が発表されました。
というか正確に言うと発表されているのにさっき気づいた・・・(汗)
今年は審査員をやります。
良い作品に出会えることを楽しみにしています。
応募要綱はこちらからご覧ください。
2015年
7月
08日
水
新国立競技場について
7月7日、新国立競技場建設について日本スポーツ振興センター(JSC)が有識者会議を開き、総工費2520億円、収容人数8万人となる整備計画案が了承された。
基本設計時の総工費1625億円から895億円増えたこと、完成後50年間の大規模改修費が1000億円以上になる試算が判明したことで、本計画は大きな非難を浴びている。
新聞各紙の論調としては、
朝日:公共事業として失格だ。見切り発車は禍根を残す。
毎日:納得できぬ見切り発車。
読売:工費圧縮へ設計から出直せ。
日経:納得しがたい新競技場の工費。
産経:混乱収集へ首相の出番だ。
と、混乱ぶりも甚だしい。
実際この金額が高いか安いか、過去に世界で行われた五輪のメーンスタジアムの総工費と比べて見てみると、
2020年 東京五輪 :2520億円/8万人
2012年 ロンドン五輪: 930億円/8万人
2008年 北京五輪 : 510億円/9万人
2004年 アテネ五輪 : 210億円/7万人
2000年 シドニー五輪: 550億円/11万人
となっている。
もちろん周辺整備をどこまで含むかもあるし、東京での建設工事は土地が狭く難しいということもある。キール構造云々というより、稼ぎ時だといって色々理由をつけて減額しない施工者の問題もある。けれど同じように物価が高いロンドンでもこのくらいじゃないか!ということで、数字だけが悪者になってひとり歩きしている。
建築界でも、この計画に反対している人達が、ずっと活動し続けてきた。真面目に景観を考える人もいた。要は自分が設計したいんじゃないの?という人もいた(笑)
昨日の会議では、ロクに意見らしい意見が出なかったという。舛添知事ですら意見を出せない。
当たり前だ、所詮素人。財源確保を話す程度が関の山だ。
しかしそれで心から納得する人はいない。
やはり建築家がしっかりと語るしかないと私は思う。
首相が出ようと何だろうと素人は素人なんだ。
審査委員長の安藤さんが欠席したことは本当に残念だった。もちろん矢面に立たされたことだろう。他の審査委員も巻き添えになっただろう。出るなとも言われたことだろう。
けれどその人達の体面の問題ではない。東大閥の反対している人達を説得するためでもない。どういうことを考えて、どういう未来をつくるために選択してきたか、そこの所を建築家として責任を持って生の声で国民に語りかけて欲しいのだ。じゃないと気持ちよく準備ができないのだ。
五輪スポンサーとなるゴールドパートナーがどんどん決まる日本。結局金はある。
でもそれだけじゃあない。国民はそこだけを見ているのではない。
建築家は逃げてはいけない。
最後はプロフェッショナルが全身全霊を持って語り、そして率いる。
それでしか解決しないと私は思う。
2015年
6月
28日
日
プール掃除
今日は息子が通う水泳団のプール掃除でした。
7、8月は市内の小学校を使わせていただくので下見を兼ねて朝から行ってきました。
グラウンドの脇にあるので、どうしてもプールサイドの端の方に土埃が溜まってしまうようで、場所によっては少し苔が生えたように滑りやすくなってしまうところもありました。
そんな状態をゴシゴシとブラシで擦りながら確認し、やっぱり屋外施設には吹き溜まりをつくってはいけないな・・・、常に風が抜けるようにスリットの一つも作っておかないとな・・・と、一人考えていました(笑)
お掃除の方は、役員のママさんたちの活躍や子供達の協力のもとスムーズに終わり、とても綺麗になりました。
正直、所属メンバーの数から言えば全く低い参加率。それでも良かれと思いやってくださる役員さん達はすごく素敵でした。人柄も良い方ばかりでした。
この夏はこのプールで力いっぱい泳いでほしいと思います!
2015年
6月
17日
水
arflex
今日は家具のアルフレックスさんが事務所に遊びに来てくれました。
イタリアのモダンデザイン、自社ブランド、美しく豊かな生活について色々お話しました。
アルフレックスさんとは個人的にご縁があって、自分にできることならと一緒にランチを取りながら少しだけ営業支援(笑)
一度しか無い人生を大切に生きる。
いいよね。
お互い頑張りましょう!
2015年
6月
16日
火
13歳のハローワーク2015
今日は13歳のハローワーク社会人アドバイザーとして高校生達の進路相談に乗ってきました。
今年で2年目。自分が高校生だった20年前は、大学の赤本や空想だけで進路を選んでいた気がするので、少しでも役にたてるのならと引き受けています。
今年は模型や図面・ポートフォリオも昨年より持って行ってあげたせいか、よく生徒が集まり5時間喋りっぱなしでした(打ち上げのビールは最高でした(笑))
生徒の傾向については、学校の授業の一環で仕事を調べましょうとただ決まりきった質問をしてくる子もいれば、自分の問題として本心で悩んでいる子がいたり千差万別。だんだん向き合っていければいいと私は思います。
何組も何人もの生徒達と話しながら気づいたのですが、この仕事で一番大切な能力は何ですかと聞かれ、才能とかの前にコミュニケーション能力が大切と答えている自分がいました。
カタログから選んだり、プレハブのキットを使うものならまだしも、私のように一品生産でどこにもないものをつくろうとする場合、クライアントも建築家もその時点で地上に存在していない未知のものに向き合い取り組むことになります。
最後までプロジェクトをやり切るまでには色々な局面やドラマがあるので、お互いを信頼し合い感性を共有できていないと、とてもじゃないけどやれたものではありません。
少しでも同じ目線に近づいて立てるように、専門家としてコミュニケーションに最大限配慮しないといけない。分からなければ立ち止まってじっくりすり合わせに時間をかければいい。
絶対いけないのが、「めんどくさい」「何も言われなかったから」という戯言。
姿勢は情熱の高さに比例します。
図面や模型、パースなど、見えるものをただ出しただけではもちろん駄目で、それに至った背景やデザインコンセプトを丁寧に言葉で伝えていく必要がある。クライアントはそれを期待している。お客さんが遊びに来た時に、自分の口から説明できるセリフが欲しいと。
高校生の頃から美術や文学に触れて審美眼や教養を深めたり、まち歩きをしてみたり、いい仕事をして喜んで貰う自分をイメージしたり、部活のバスケやバレーで出すパスの高さに寸法を入れて建築空間に置き換えてみたり、意識すれば出来る事はたくさんあるので是非頑張ってみてほしいと思います。
それと、1000円前後の製図用のシャーペンを一本手に入れて使ってみると現実感が湧くかもしれません。大きなことは太い線、小さなことは細い線。基本は手から生まれます。
いつか自分だけの道を歩かないと行けない時が来る。
期待しています。
2015年
6月
11日
木
新茶です!
こんにちは、リーフで飲む緑茶を愛する建築家の八木です!
皆さんはもう新茶は飲まれましたか?
私は今日、葵区で茶製造卸・販売をされている、「だるまや和田清商店」さんに行ってきました。
紙面で和田さんの記事を見つけたことから久しぶりの再会、色々なお話ができて良かったです。
お店の事務所では社員の方が色々な茶葉のブレンド作業をやってらして、こんな企業秘密な所にお邪魔して良いものかと恐縮でしたが、ソファに座って出されたお茶の、ま~美味いこと!
・・・流石です。ちょっと頭がクラっときます。
そして帰りに二種類のお茶を買ってきました。
特上煎茶がオリジナルのブレンド。
いなぐちが希少な一品種。
両方試したけどそれぞれの良さがある。特上煎茶は口に入れた時、飲み込む時の二段階で味がある。
いなぐちの方は爽やかな香りとスッキリとしたキレがある。茶畑で飲んでる気がする初めての味。
和田さんと相談した結果、特上煎茶は友達に送り、いなぐちは自分で飲むようにすることにしました。
今夜落ち着いたら淹れてみようかな~。
2015年
6月
01日
月
ここ一週間
今日から6月、衣替えの季節ですね。5月末は暑い日が続きました。
いったい先週何してたっけ?と思うほど時が早く過ぎて行きます。
ちなみに私の一週間はというと、
前半は仕事の資料がドカドカ届き、ちら見してそのまま置いておく。
図面をグリグリいじりながら、役所に行ったり諸々しつつ、
木曜は名古屋でJIAのコンペ委員の会議に出席。今年は審査員になる。
その後行きつけの店で懇親会。万年筆の良さをたっぷりと吹き込まれ、物欲を掻き立てられる。
ドイツ製か国産かと悩むも料理が全く出てこなく、仕方なく空腹で新幹線で帰る。
金曜に前の職場の先輩から電話が来て、翌土曜に久しぶりに会う。
わざわざ参考になるかもと資料を持ってきて下さり感謝。
職場の近況やらを8時間たっぷりと受け止める(笑)そこで地震が来て大揺れ。
エレベーターとエスカレーターが止まる。
日曜は朝一で実家から連絡があり、水道管の水漏れ修理を頼まれ一日作業。
配管の繋ぎ目部材のひび割れを確認し、樹脂パテで塞ぎ防水テープでぐるぐるホールド。
無事完了し、このまま1週間様子を見てみましょうということに。
そして夜は息子にせがまれ家族でプールに行き疲れて皆爆睡。
毎度のことながら、何かだけでは済まない日々。
ただ個人的に最近は、自分を自分らしくするために整理した日々でした。
建築士会を卒業して団体活動はJIAに一本化したり。
自分と他人の違いを感じ、自分にとっての良いお付き合いを考えたり。
いろいろな潮時を感じました(笑)
そしてそれが当然であり、健全。
自然体でしっかり進んでいこうと思います。
2015年
5月
21日
木
ちょっとお買い物
まちを歩いていたらお花屋さんの前にちょうどいい緑が置いてあったので買ってきました。
ピッツバーグという名前の蔦葉です。さっそく鉢に入れて事務所においてみました。
ついでに方眼のA4ノートと青の水性ボールペン(PILOTのVコーン)も購入。
本屋さんで珍しく実用書コーナーに行ってみたら、方眼ノートを勧める本やらトヨタの書類づくりの本やら青いペンがいいという本やらが目に入り、視覚的な整理に影響されました。
もちろん普段からアウトプットしながらやってるんですが、持っていたB5でやるのとは
ちょっと違いますね。
A4は開けばA3。普段紙に出すA3の図面と同じ大きさなので目が慣れていて、余裕がある。
確かに思考領域の境界線がゆったり広がった気もします。
Vコーンも書き味よし。
昔この赤がドボドボ滲んで叩き捨てたことがあったけど、今度はいいみたい。
ボールがゴロゴロ回転している感じも無く、落ち着いて考えを進めることができそう。
しばらくユニボールシグノと1軍争いを繰り広げそうです(笑)
最近、思いついて書いたものがあっちに行ったりこっちに行ったり、図にする前にコンセプトがぐるぐる煮詰まっていたので、受け売りでも素直にやってみることにしたのでした。
ふ~、緑を見ながらだとやっぱり落ち着くね。
2015年
5月
03日
日
GW
GW、我が家は釣りデビューです。
といっても簡単なものだけど、今日は清水の三保半島の先端にやって来ました。
ここから沖に投げると、まるで富士山に向かって投げるような感じです。
マリンスポーツやらフェリーやら忙しい海なので時に波が襲ってきますが、なんとか一匹ゲットしました!!
(投げるのは私、引くのは妻の役割分担)
メゴチくん。
行きに上州屋で入手したパワーイソメに食らいつきました~。因みにこの後、妻が投げてみたいと振り回した竿の針が私の背中に巻きついてひどい目にあいました(泣)針の返しが・・・。
夜、息子の日記をこっそり覗いてみると・・・。
本当は公開しちゃ駄目だけど、今日だけ。連日海やら行っていたから親は疲れちゃったけど、彼にとってはいい経験になったのでしょうか。
2015年
4月
30日
木
昭和の日
昨日は昭和の日なので洗車をしました。全然関係ありません。
息子が学校で覚えてきたのか「昭和の日、昭和の日」と連呼するので書いてみました。
家の前がバス通りになっているせいか、油断すると結構汚れてしまいます。
色も白だしなかなか大変です。世のお父さん方はどうしているのでしょう?
そんなにマメなんでしょうかね。
洗車場に行くと洗車機の時間の関係で焦ってやってしまい、結果的にどうも汚れが取りきれてない状態の繰り返しになってしまうので、今回はじっくり本腰(可能な範囲で)を入れてやってみました。
水垢専用洗剤を買い、強めにとの指示に従いガラコまでやって2時間半・・・。
ぷは~!綺麗になりました!
離れて見ると存在感がグッときました!(おかげで今腰が痛いです(笑))
やっぱりこれからもちゃんとやることにします。
ところで最近、息子が速く走れるようになりたいというので朝特訓しています。
友達どうしの仲でいろいろあるみたいですが、そこは男のプライド。
頑張ることはいいことです。
早く起きるのがパパ的には大変ですが、
何だか今朝の練習で少しコツを掴んだみたい。
タイムも上がって嬉しそうでした。
えらいえらい、がんばれよ。
2015年
4月
22日
水
再会
今日、藤枝市役所に行ったら窓口で担当してくれた人が中学の同級生でした。
名札を見てもしかして「Yちゃん?」と。
すっかり雰囲気が変わっていたから驚きでした。
建築関係の部署はよく行くから、今まで会わなかったのが不思議だったけど、
聞けば最近移ってきたとのこと。いや~びっくり。
で、肝心の用件のほうは土地の利用のお話。
厳しい状況であることをYちゃんが懇切丁寧に教えてくれればくれるほど、
変な汗が止まりませんでした(笑)
あ~何なんだ、この時代に合わない農地のしばりは!(泣)
農林課で確認しても私たちにはどうにもできない・・・と。
内陸フロンティアってやる気あるのかな?
遠いな~。
2015年
4月
15日
水
嬉しいお声
先日、以前勤めていた設計事務所の関係者から連絡がありました。
以前私が設計を担当した警察署をその方が所長と一緒に訪問したら、お褒めと感謝の言葉を
いただいたとのこと。
アポなしで訪問したにも関わらず警察署長が直接会って下さり、空間や使いやすさについて
驚きのテンションの大絶賛だったようでした。
公共建築でこういう声が上がるというのは、設計者冥利に尽きるありがたいお話です。
私自身は設計が終わった段階で独立してしまったので、直接利用者の生の声を聴くことはなかったのですが、こうして感想を知ることができ改めて感謝しています。
警察署というと、何か事件があった時に外観がテレビに写されるのでちょっと複雑な気持ちになるのですが(笑)、訪れる地域の方にも好評のようで、このまま根付いていってくれたらと思います。
ありがとうございました。
2015年
4月
09日
木
先日の読書
ちょっと前に読み終えた本。
「火山のふもとで」
新聞の書評でも出ていたから、建築に興味がある人で読んだ方もいらっしゃるかな?
読んでみれば分かりますが、建築家:吉村順三をモチーフにしたような設計事務所でのひと時を、そこで働く新人所員の目線で描いています。
ちなみに火山は浅間山。
軽井沢を舞台にしているので。もうちょっと違うタイトルでもいいような気もしたけど、事務所の仕事の中でこだわる点や道具の数々などディテールもしっかり書いた丁寧な作品です。
少しさみしい最後を迎え、静かに読了しました。
2015年
4月
08日
水
インターネット
3月末で今まで契約していた高速モバイルを解約し、光ファイバーを申し込んでみました。
天気が悪いとつながりも悪かったし、下り速度が一方的に遅くなるのでは(これについては契約違反だと怒りました)しょうがないということで、いろいろ検討した結果です。
なのでNTTの回線工事が終わるまで、しばらく事務所でネットはお休み。
ブログだけは外からアップしています。
ついでにカミングアウトすると自分はスマホも使ってない。
不思議なもので、ネットがつながらなくなったことに気付いた瞬間、
ハッとすると同時に大きな解放感に包まれたました。
より高速の回線を申し込んでおきながら(笑)
人とつながらないのも問題だけど、つながりすぎるのも主体がなくなり好きでない自分としては、
しばらくはこのままでもいいかな・・・と思ったりしますが、そこはネット中心の仕組みになってる
今の社会、やっぱり不便ですね。
今だに工事について連絡してこないNTTさん。
ぼちぼちどうですかね~。
2015年
4月
02日
木
草薙新体育館
草薙新体育館が竣工し、今日は建築関係者向けの見学会が行われたので行ってきました。
内藤廣さんが設計し、静鉄の県立総合運動場駅から歩いていくと、敷地の最後に出てくる建物です。
軒を抑えているから圧迫感はありませんが、
中に入ればバスケットコート4面分のアリーナ。
これは代々木体育館などと並び、国内最大級の大きさらしいです。器具庫や運営諸室は客席下にすっぽり収めているので、そっけないくらいシンプルな空間構成になっています。
構造については、以前このブログでもアップしましたが、RCリングの上に木造集成材をずらりと立てかけ、鉄骨の屋根を支える架構形式。
天井には集成材をつくるときに切り出した木のあまりを利用したルーバーが全面的に覆っています。
見た目にシンプルすぎるほどシンプルな部材だけで作られているということは、裏を返せば構造解析がどれほど大変だったかを表しています。
この照明は三重の海の博物館でもありましたね。
内藤事務所のお気に入りなんでしょうか。
他でもちょこちょこ見ますしね。
見学の後、内藤さん本人と説明&意見交換会を行いました。
この建物はプロポーザルが発表された年末に、ヨーグルトのふたをいじっていて直感でできたという話をされ、内藤さんが昔スペインのイゲーラスの事務所で働いていた時に言われたことを話してくれました。
イゲーラスからは、プランをまとめていると「何かに似てくるとうまくいくんだ」と言われたとか。
何か。何々のようなと言ってもいいのかもしれません。
その柔らかい言葉が示してくれるという感覚に、共感です。
2015年
3月
28日
土
バナナワニ園
春休みということで、伊豆熱川のバナナワニ園にやってきました。
本当は諏訪湖の方に行って建物を見たかったんですけどね、息子が建物見学はイヤって反対するんです、ええ(涙)
肌寒い静岡からとは違い、既に桜も満開!!
一部散ってるぐらいでした。
シーズンもいいので、東伊豆は大渋滞。やっぱり中伊豆を抜けて山道を通れば良かったか~、なんて何度も後悔しながら、ようやく到着した先に何とも味のある建物が建っていました。
温室の階段を下りれば、いますいますよワニたちが。結構大きです。重そうな体がべたっと。
ガビアル科にアリゲーター科、クロコダイル科がウジャウジャと!
口先の形で違うんですけどね(ガビアルは細い)、息子は「あ、ガビルじゃん(ガビアルのこと)」って平然と種別を言っていたので驚きました。
柵によりそって、隣のゲージのシロワニの写真を撮ろうと乗り出していたら、
「危ない!下のワニ動いてるよ!」
「はっ」
下を見るとオーストラリアワニがそろりと(汗)・・・。
やはりワニ。油断禁物。
さてお次は熱帯植物を見に別館へ。
ところでこの建物、どうなんでしょう。こういうの昔流行ったんでしょうか?
ある意味構造主義?
たしかに柱梁がバナナのような、なんだか暑い国の絵本の世界を想像させるような不思議な感じ。
自分一人だけしげしげと眺めてしまいました。
古いのか新しいのか、でも最近メルヘンぽいやつ学生コンペでやる子いるしな・・・とブツブツ(笑)
ウツボカズラの温室発見です。この中に消化液が入っていて虫が吸い込まれて消化されていきます。
お目当ての食虫植物を探し出し、息子はさっそく写生に取り掛かります。
こういうところが彼のいいところ。
周りを気にせずグイグイ自分がやりたいことをやれるところが私は好きです。
普段図鑑で見てると、食虫植物って大きくて気持ち悪くて不気味なイメージが浮かびがちですが、実際はこんなもんなんだって分かった様子です。
温泉の地熱を利用し、
ランも豪華に咲いています。かなり見ごたえがあって、本格的に栽培していました。驚きました。
スイレンの温室もいいですね。天井の高さがちょうどいいです。周りを見ると、子どももいるけど大人連れやカップルの方が多いみたい。確かに散歩しながら落ち着いて会話をするには植物園っていいですよね。
いつか温室も設計したいなあ。
最後におまけでレッサーパンダ。
分館にたくさんいます。娘のお目当て。
ところでレッサーパンダって白黒のパンダより先にパンダの称号をもっていたって知ってました?
残念ながら向こうの方が有名になっちゃいましたけど。
でもまあそんなことは本人たちには関係なく、可愛い姿を披露してくれました。
帰り道は息子の強い要望でキンメを食べて帰りました。どうも味をしめてしまったようです(汗)。
2015年
3月
15日
日
砺波へ
北陸新幹線が開通した今週末、建築士会の東海北陸ブロック大会があり富山県砺波市にやってきました。といっても交通手段は残念ながらバス。片道6時間、頑張りました。
実は富山県に来るのは初めて。北アルプスがこんな風に見えるんですね。
南側にこんな山脈があるってだけで、静岡の自分としては結構感動しちゃったりして・・・。
写真は駅前のホテルからですが、夕日が映えてオレンジ色になったり、とても素敵でした。
さて砺波といえば散居村(このリンクで上空からのイメージを掴んで下さい!!)
地域一帯に8000戸以上の家が100~150m位の間隔で散らばっており、東側を向いて建った(アズマダテ)大きな家の周りに屋敷林(カイニョ)を植え、周囲を水田に囲まれています。
この形式は、個々の家が自給自足の生活を確立するためにできたシステムで、屋敷林は防風林、冬の薪、食料としての役目を担い、家の周りの水田から米を収穫していました。
うん、そこまでは他でもある話。では何故に全ての家が隣の家と離れていたのか?
実は砺波平野は庄川という河川の扇状地としてできた土地。地面の下には砂利や礫が広範囲に分布しており、表層の田んぼの土は20~30センチくらいしかありません。
そのため土に保水力が無く、田んぼに水をいれてもどんどん下に浸透していってなくなってしまう。
常に水を入れておかなければいけないから、管理するためには自ずと近くに住むしかない。目の届く範囲ということで自分の家の周囲を水田にし、結果的に隣の家と離れざるをえなかったとのことでした。
普通の村では、集落は集落でかたまり、それと農地は離れてますよね。それだとここで生きるにはうまく機能しないため、地域全体が集落と農地を混ぜあわせた形態である散居村になったということでした。
しかし今、深刻な問題が起きているんです。
それは、「空き家」。
この伝統的な形式の建物も、現在300軒ほど空き家になっているとか。一度人が離れてしまうと、一気に廃墟になっていってしまうので、地域の安全と景観維持の面でもほっとけない状況です。
その一方で持ち主は、離れて暮らしているんだけど先祖に申し訳ない気持ちがあったりしてなかなか手放さない。
新しい利用が進まない(泣)
大変なんです。
砺波市役所で働く僕の友だちも苦労してました(ガンバレ)
今全国で同じような問題が起きています。社会のためには住環境を適切に更新していかなければいけないけれど、個人として簡単に取り壊すのも躊躇われる。高度成長の時代なら、また大々的に建てていこうと思うけど、低成長で人口減少社会だとイマイチ踏み切れない。
住むということで成立していないのであれば、機能を変えて活用を目指す。どこかで腹を括っていかなければいけないんでしょうね。
2015年
3月
03日
火
誕生日
皆さん花粉はどうですか?
私は相変わらずひどい有様です(笑)
今日は名古屋でJIA設計競技委員会に出席してきました。
久々に会うとちょっと緊張しますが、次のコンペテーマを話しながらだいぶ打ち解けてきたなあと。
また社会に仕掛けるテーマになるか・・・乞うご期待です!
それと、今日は誕生日でした。
正座して38歳と紙に書いてみたら、もう余計なことはできないという気分になった。
実践、実践ですな。
2015年
2月
24日
火
コーヒーの苑さん
藤枝に行ったついでに、市役所のそばのコーヒーの苑さんに寄ってきました。
小さな間口のお店なので車で通り過ぎてしまいがちですが、よく見ると年季の入った味のある外観。
看板は右から横書きでコーヒーですのであしからず。
1時を過ぎていたので残念ながら喫茶は終了とのこと(驚)
そう、喫茶は10時から13時でそれ以降は豆売のみなんですって。残念。
ちなみに日・水・木お休みということで、来店者にとっては何とも注意が必要なお店ですが、
店内はざっくりとしつつも落ち着いた、雰囲気の良いお店です。
とりあえず苑ブレンドを200g注文し、ふと奥に積まれた豆袋を発見すると、入口近くで一生懸命焙煎していたご主人の横顔を思い出し、何だか嬉しくなりました。
待っているあいだに、奥さんがちょっとコーヒーを出して下さいました。
う~ん、美味しい。ありがとうございます。
ここの奥さんは声が綺麗でとてもチャーミングな感じの人です。ファンも多し。
僕にはちょっと年上だけど、義父がいそいそと通いたくなるのも分かる気がする(笑)
豆を受け取って車に乗って走っていると、なんだかコーヒーの強烈な香りでクラクラしてくる。
袋を覗くとしっかり豆を挽いてくれてあった。
そうか~、普段は家で挽くから気づかなかったけど、まさかここまでとは。
ヤバイ、なんかホントに気をつけないと・・・。
焙りたて、挽きたて、恐るべし。
2015年
2月
11日
水
修善寺まち歩き
今日は来年行うイベントの下見を兼ねて、建築士会のメンバーと修善寺のまち歩きにやって来ました。
東駿河湾環状道路が開通したおかげでアクセスも良くなり、静岡からノンストップで1時間半で到着です。
歴史ある温泉街の町並みの中に新しいお店や施設もでき始め、のんびり散策するにはちょうど良い大きさの街です。雲ひとつ無い青空で天気も良かったので、ゆっくり見ることができました。
街の中心といえばやはり修禅寺。
今から1200年以上前に弘法大師(空海)によって創建されたと伝えられています。
鎌倉幕府との縁(権力闘争とかいろいろあります・・・)、南北朝の戦乱、その後の北条早雲による再興を経て今に至ります。
境内は決して大きなお寺ではありませんが、重要文化財として造作の細部に手の込んだ仕事が多く見受けられます。鐘楼の組手も立派ですね。
こちらは手水舎(ちょうずや)。実はこのお寺、いたるところに勇ましい龍や獅子、鯱がいます。
伊豆は本州から突き出た半島の国。
平地も少なく、集落といえば山に囲まれるか海岸にへばりつくようにあるか。
京の都と鎌倉に挟まれた辺鄙な所だからこそ、身分の高い人が流されてくることも多く、政治的な闘争に翻弄されることもありました。
このお寺も厳しい時代を長く見つめてきたからでしょうか・・・、災いを避け、福を求める気持ちが切実に伝わってきます。
さて山門を下り、旅館建築を見つつ目の前を流れる桂川(修善寺川)を渡ります。
石畳が気持ちいいですね。この石畳がつながるとおりに歩いて行けば、なんとなくこの街を散策できるようになっています。
大人数ではなく、2、3人で歩くくらいがちょうどいいですね。
そして橋を渡って右に入れば・・・
そこは竹林の小径。静かに、涼やかに。さわさわと聞こえる葉擦れの音とせせらぎの気配に包まれます。
山に登ってみたり、お蕎麦を食べたり地酒を飲んだり満喫した一日でした。
ただ唯一残念だったのは会議をするため温泉に入れなかったこと(笑)
筥湯(右の写真)という立ち寄り温泉施設がまちの中心にあって、大人は一人350円で入浴可能。
入る?入っちゃう?と誘ったけど皆にスルーされてしまったので、そこは次回のお楽しみになりました。
そうそう、最後に一つ。
修善寺は塔のある建物がちょこちょこ目につきます。
この記事の冒頭の写真の奥に見える明治14年につくられた登録文化財の新井旅館しかり、橋を渡れば遠目にしかり。
そして明治45年につくられた修善寺ハリストス正教会(左の写真)しかり。
さらには筥湯も物見やぐらがニョキリとしかり・・・(笑)
意識したのかされたのか、はたまた狭い路地の街、周りの様子が気になってどうしても上に出たくなったのか。
真偽の程は分かりませんが、谷川にそってニュって出ている様が微笑ましいので、よかったらそんな目で見てみるのも面白いかもしれません。
2015年
2月
01日
日
午後のひととき
今日は掛川の友人宅に家族で遊びに行かせてもらいました。
高台の気持ちのいいところで、庭に開いたリビング空間がとても素敵でした。
薪ストーブで焼いたピザもとても美味しく、子供達も大喜びでした。
お互い設計者同士、家具や調度品、生活についていろいろ話せて楽しかったな~。
ちょっとしたところに飾られているグリーンに、奥様のさりげない気遣いを感じ嬉しかったです。
2015年
1月
28日
水
10年ぶりに
先日、10年ぶりにデイパック(リュック)を買いました。
子供がいると手が空かずどうしようもなくなって、いきなり欲しくなってしまったんだけど、
いざ背負ってみるといいですね~。
軽い、そして開放感!!
なんかテクテクしたくなる!
そうだ、昔はこんなふうに歩いてたんだ~!と思い出しました。
とりあえず用もないのに背負って歩きまわったりしてみました(笑)
最近ずっと事務所の決算処理でパソコンに数字を打ち込んでいたから目がシバシバ・・・。
さっきやっと一段落ついたので、出歩きたくてうずうずしていま~す。
2015年
1月
21日
水
やっと新年が始まる・・・
相当遅いですが、皆さんあけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
何で今頃こんなこと言っているかというと・・・、
年始、我が家にインフルエンザの嵐が吹き荒れ・・・、まさに疾風怒濤の茫然自失・・・、
大変だったんです!!(泣)
まず自分がかかって寝込み、父親がいるから嬉しくて寄ってきた娘にうつり、
その娘がひどくなり肺炎になってしまって入院し、同時に実家に疎開させておいた
息子もインフルエンザが発症し、妻と手分けして看病しながら毎日病院に通うことに・・・。
ああ!もうしょうがない!なんてこった!!
と、喚いてもしょうがない。
予定をキャンセルして腹を括って面倒を見て、やっと今日から日常に戻りました(苦笑)
といってもまだまだ油断大敵、気をつけます。
自分が外界と遮断する生活をしていても、世の中は虎視眈々と忙しいようで
テレビをつけていたら民主党の代表選やイスラム国の人質のニュースが流れてきました。
民主党、いろんな思想の人がいる党だから難しいんだろうけど、
決選投票前の演説での岡田さんの変わりっぷりには吹いてしまった。
私として国政に求めるものは、個人の人権の尊重、国家の安全保障、上からでなく横からの経済政策。
自民だけでも駄目だし、今どき右だ左だと宣う時代錯誤な話でもないし、
個々の問題について冷静に論理的に取り組んでもらいたいなと思います。
イスラム国。とうとう来ました。
拉致されて行方がわからなくなった数カ月前から、いつかこの日が来ると思っていたんだろうけど、
きっとタマとなる人質がたくさんストックされているんでしょう。
二人もこの危険な状況を仕事として、ビジネスとして行っているわけだから
毅然とした対応しかないでしょうね。
国境の概念をどんどん変え、公共機関や銀行や学校も運営しているっていうから驚きだけど、
根底にある残虐性や抑圧指向がある限り、まともな市民社会とはとても言えない。
基本的に自分は、ものを言えない弱い立場の人を追い込むようなやり方には
強い憤りを感じるたちなので、やっぱり許せない。
日本の教育や福祉の現場で起きていることについても同じことを感じる。
少しでも明るく、少しでも人が許容される、そういう抜きのある社会にしていきたいです。