翌日は岐阜県多治見市周辺を視察しました。
まず向かった先はセラミックパークMINOです。磯崎新氏設計で2002年に建てられました。
自然の谷の地形に収まるように、ここにしかない植物を守るために橋をかけてアプローチし、最上階から降りていく構成となっています。紅葉も少し始まり、見晴らしの良い美しい環境でした。
内部空間の構成、空間スケール、どこを見ても絵になる。熟練の腕の冴を感じます。
この施設には美術館が併設されており、貴重な美術品を守るため、シルバーのボックスで中から吊っている構造になっていました。下の階の展示場に行く上部からボックスが降りており、面白い空間です。
山沿いには茶室が設けられており、水盤に映る樹木がとても美しく静寂な空気が流れていました。
こちらも磯崎氏の意気込みを感じる、丁寧に造られたエリアでした。大変勉強になりました。