6/27のJIA本部総会の空き時間に、外苑西通りに出て陸橋から通りを見たら、何やら円盤のような建物をつくっていました。そうここは新国立競技場建設現場のすぐ近く。だいぶ出来上がってきたようなので様子を見に行ってきました。ちなみに本日7/4の新聞・テレビでも9割がた完成しましたとの報道が出て、内部の客席の様子も公開されていましたね。この日は中までは入れませんでしたが、周囲をぐるっと廻ってみました。
建物本体のルーバーの庇で統一された外部ファサードが数百メートルに渡ってぐるっと続いていました。やはり巨大な故に単調さを感じるものがありました。屋根に47都道府県の木を使うという物語はいいのだけど、なにか造形としての楽しさがない。
1964年東京オリンピックの時に丹下健三氏が設計した国立代々木競技場のダイナミズムと比べると、う~ん・・・。心は沸き立たないかなあ。
ザハの案からの一連の流れの中で、工期やコストを考えれば工種を絞るというのも分かるけど、これも正しいんだろうけど、やっぱり予定調和なデザインビルドの寂しさを感じました。
外構やサインができてくれば正面性が現れてくるのかな?11月に完成ということなのでもう少し待ちましょう。