今日はURAYAMA FARMのお蔵の修理です。先日、石造りのお蔵の入り口の建具のレールが破損してしまったと相談がありました。
建具自体が耐火性を考慮した漆喰塗りの壁のようなものなので重量があるのですが、それを受ける足元の木のレールを内部の荷物を出す時に引っ掛けて割ってしまい、建具が落ちて閉まらなくなってしまったとのこと。
見てみてレールの簡単な部分交換でいけそうだったので、材料を買ってきて自分でやることにしました。用意したものはヒノキの12ミリの角棒と小刀と紙やすり、釘、金槌、鋸。
既存レールの寸法に合わせて角棒から外形をとって削り、紙やすりで整え、釘打ちして終わりです。作業自体はいたってシンプル。
きっと蔵の施工で用いられている技術が、こんな感じのシンプルな技術の集合でできているからこそ、時を経ても手をかけやすく、長く持つのかもしれません。先人の配慮ですね。