人のつながりというものは結局は感性のつながりなんだと実感することが多い。
例えばこのホームページ右下の木と建物をモチーフにしたロゴマーク。
人と環境の関係を抽象化したもので、当然ながら普段一般の方から色々コメントを寄せられる類のものではないのですが、先日クライアントの方と一緒にお酒を飲んでいる時におもむろに褒めていただいた。半分自分のために作っている部分もあったので、この感覚を理解してもらえることが分かり嬉しかったです。
先日行われた息子の運動会では高校時代の友人と会った瞬間深く話し込み、仕事や生き方に対して共感することが多いことを発見できた。逆に生き方が違う同級生とは会話が難しくなるお年頃・・・。聞くとお互いの息子どうしが学年は違えど学校で仲がいいとか。自分の知らないところでつながっているんだなあ。
さらにふと振り向いてどこかで見た顔と思ったら、先日のワークショップに来てくれた親御さんだったり。
気づけば近い環境にいたんですね~、そっかそっか~とご挨拶。
静岡こども建築塾について言えば、会場は静岡県教育会館、案内はWEBではホームページと静岡新聞のイベントサイトに、チラシは静岡県立美術館と静岡市美術館、静岡市立図書館に置かせていただいているんですが、教育会館の事務の方は企画を見て「へーおもしろそうじゃない!」と、二つ返事で会場を貸してくれるし(シラッと断られるところもあるんです(涙))、美術館の方も同じアートということで非常に好意的。
静岡市美術館の受付の方は、これは順路を出て来た角に置きましょうとサラッと言ってくれるし、ありがたい限りです。
静岡市立図書館については、うちの事務所が中央と御幸町の2館で雑誌スポンサーをやっている縁もあるけど、GW中の休館日に司書の方と話したら興味を持っていただき、今日覗いたらチラシの残りが僅か2枚でした。本を借りに来た親子が何かを感じ手に取ってくれているとしたら、とても嬉しいことだと思う。
身近な子育ての知り合いにも案内はするんですが、付き合いがあるからといって参加するということは、うちに限ってはありません。予定やこどもの興味の問題もあるんでしょうが、結局は受け手である親の感性が全てのような気がします。反応する人は何も言わなくても反応するし、そうでない人はそれなりですし。もちろん良い悪いではありません。
更に言うと住んでいるところと会場までの距離もあまり関係ないようで、蓋を開けてみれば近所だから来たということはなく、遠くからでも意識を持ってきてくれる子が多いのがうちの特徴です。こういうプログラムですからハッキリしてますね。
もしかしたら、いや大半のイベントがそうなんでしょうが、設計事務所が事務局になっているから行ったら営業されちゃうんじゃないか、そういう関係になるのは嫌だな~と思っている人もいるかもしれない。
そこは断言しちゃいますが、する気もない。ええ。逆に不義理なくらいです(笑)
私は年齢や立場に関係なくモノをハッキリ言う人間なので、ドライな関係であったほうが学びの場としてやりやすいし、自分の研究としても得るものがある。だから参加意識をはっきりさせるために少額とはいえお金の存在も大切で、その関係の上で私が考える世界で思うようにやらせていただいています。
だいたい設計の依頼をする人は自分から動きますから。
もちろん拒みはしません(笑)
今まで各会や団体を通し様々な活動もしてきましたが、自分一人で動くことで自分の存在価値がはっきりし、自分がどんな人達に共感してもらえるか、支えられているかが明確になった気がします。
そこでつながった人達との環に喜びを感じ、更に探究心が湧いてくる・・・。
良い循環になっています。