幼稚園の父たち

土曜の夜に幼稚園を卒園した園児のお父さん達と飲んできました。

 

うちが卒園した次の代(昨年卒園の代)の集まりらしく、夕方からやっていたようなんですが、3次会から私にもお呼びがかかりまして。外は雨降ってるし変な時間だしな~とは思ったんですが、なんか電話してきた人が珍しいくらい楽しそうに話すのでついつい・・・。

 

ここ二週間ずっと体調不良で外出できなかったストレス発散もあります(笑)

 

焼肉屋でマッコリを飲みながら、皆の話を聞いていたのですが、みんな卒園しても結構熱く話すんだな~と、意外というか驚きというか。

 

自分達はこうやったぜという思い出が、成功体験になっているのでしょうか。

当時活動をしなかった人にも熱く語る姿は、見ていて微笑ましかったです。

 

私が会長をやった時に幼稚園に雪を持ってきたのですが、聞くとそれから二年間やっておらず、雪を体験したことがない世代が四月から年長になるとか。皆さんそれが気になっているようで、このまま卒園じゃ寂しい、雪をやんなきゃ、三年に一度はやってやらないとと、口々に言っている。

 

終いには八木さんまた頼む(うちは下の子が来年年少になるので)と言ってきたので笑っておいたのですが、こういう活動ってどうなんでしょうね。

 

もちろんいいことですし、当時は子供も幼稚園も大喜び。メディアにも取り上げてもらいました。

 

ただ、自分としてはやり方のお手本は示している。

 

それを繋げるかどうかは次の代、また次の代のこと。その時々の幼稚園との関係や全体としての雰囲気もあるにしても、結局はどう取り組むか人次第なんだろうと思う。

 

本当に必要で大切なことなら、公に声がでてくるはず。そこを見つめる必要もあると思う。

 

 

ともすれば親が前に出がちな幼稚園でした。

 

しかし私はそれでは教育の質は上がらないと思っていたので、会長になった時に、能動的な保育が実現されるよう、親は半歩下がって見守り、職員が自立していくことを願い、活動指針としました。

 

予算がないから知恵を出し、前に出がちな親を教育理念に沿った枠組みの中で成功体験を植え付けることでコントロールし、かつ新しい取り組みによっていろいろな可能性を発見しながら信頼関係を深めていく。

 

全て、父母と職員が協力し、懐の深い気持ちで明るくやってくれたおかげです。

 

私自身挨拶は積極的にしましたが、園での滞在時間は皆の印象に反し歴代会長より少なかったんではないでしょうか。居過ぎない、見過ぎないようにもしていました。

 

 

今、どうでしょうか?

詳しくは知りません。

しかし、今は今の取り組みがあるはず。見つけてやっていってくれればと思います。

 

 

あと、給食をやる話が出てました。

そういうことをしないと園児も集まらないとのことで、週に一回やるとかやらないとか。

 

でもね、こういうサービスって本質的にはどうでもよくて、一番大切なのは教育だと思う。

 

人が集まるかどうかは、教育に魅力があるかないかだと思う。そこを見失ってはいけない。

歌をうたう、体を動かす、生活動作、同じことをやるにしても、どうやるかだと思う。

 

給食で高校は選ばないしね。所詮サービスはその程度のもの。

 

私は、休みの日に図書館で一生懸命勉強している幼稚園の先生の姿を見たことがあります。

すごく嬉しかったし、そういう姿に期待したい。自分で研究したことを思い切り発揮して欲しい。

 

こうあるべきと狭い価値観に陥らずに、多様な心を持って広い視野で挑戦して欲しい。

 

是非、創造的な教育を!

そういう気持ちで応援しています。