教えることは難しい。
というか、人の脳ミソを刺激してモノを作らせることの大変さと言うべきか。
先日、一級建築士になるための製図の国家試験が終わりました。この夏はこれを教えていたので凄い忙しさになってしまい、ブログの更新もままならない有様でした。濃密な日々は怒涛のごとく過ぎ、受験した生徒の反応もチラホラ分かってきました。
やはり、難しいですね~。
どんなに指導してきても、何となくその人の癖が本番でも出てきてしまったような。そんな気がしました。基本的に学科試験を突破してきた優秀な人から更に容赦なく選抜される修羅の世界。普段から人格を変えて臨めと言ってきたけど、初めての人にはなかなかその意味が実感として伝わりづらかったのかもしれない。もしこれで分かったのならば、ぜひ次回はもっともっと必死に取り組んでもらいたいと思います。まだこれからだ。
そして頑張った人、発表を待ちましょう。本当に受かる人は受かった理由が自分で分かるもの。
大丈夫、神様は見てくれています。
デザインの学校のほうは、現在第二課題の住宅に取り組んでいる所。さあやれといきなり言っても誰もできるはずがないので、考え方、分析の仕方、空間構成のイメージの作り方を一緒にやっている所です。
教える側ができる努力は、教わる側の頭の状態を考えぬくことから始まる。そして慢心せず新しい刺激方法を常に模索する。自分自身他の先生から学ぶところもあり、そこだけは大切にしています。