宅地建物取引主任者講習

今日は朝から一日、宅建主任者の更新講習でした。


自分の仕事は建築家なので直接不動産の売買を手掛けるわけではないですが、実務知識を補完してクライアントに良いサービスを提供するためにすごく役立っています。


弁護士による判例を用いたトラブルの説明はすごく勉強になりました。

隣人関係、賃貸退去時の現状復旧、契約解除や違約金など、誰もが直面する問題たち。

思ったのは、マイナス側の情報こそお客さんに徹底して伝えることの重要さ!


当たり前といえばそうなんだけど、不動産業者にとってはそれで客が手を引いちゃうと思って深く言わない人もいる。だけどそれは建築も同じで、現実をしっかり受け止めなければいけない職業なんだからそれではいけない。


マイナスも含めたすべての情報があれば、より客観的に判断できるし、新しい方法も考えてみるきっかけにもなる。書面にも残せば、双方何かあった時の証拠にもなってリスクヘッジの役に立つ。

いかにフェアになれるか、ダルガリータにならないように気をつけるかがポイントです。


他にも諸々あったんだけど、最後の税理士による税制の講義を聞いていて、なんだか本当に税金を徴収されるようデザインされているんだな~と感じてしまいました(笑)


特例とか経過措置とか色々あるんだけど、それでもなんとか効率よく税を徴収しようという意志が強すぎ。選挙が終わって法案が通りやすくなるって税理士は喜んでいたけど、やっぱり相続税とか固定資産税とか日本特有の生活者を直撃する部分をもっと何とかしなきゃ。


取引に関わる税だってもっと安くすれば、もっと活気がでるはず。人口に対し建物が余り始めているんだから、一人が2軒持てる社会をつくったっていいはず!


「女性が子供を産めて働いて活躍できる社会」てスローガン。

分かりきった話なんだけど税金を払ってくれる役割の人を増やしたいってイメージがよぎってしまう。


そこまでギチギチに歯車つくろうなんて寂しいな。

明るくおおらかな部分もある世の中で在りたいよね。