島根紀行その2

二日目の夜が明けた。

ホテルの窓から外を見ると、裏町の向こうに大きな湖が広がっていて驚いた。

 

橋のたもとの山陰合同銀行のビルが街並みに不釣り合いなほど大きいけれど、

よく考えれば山陰地方最大の地銀。

 

資本を形にするとこんなものなのかもしれない・・・、

なんてボンヤリしている場合じゃない!

 

今日は朝からセッションだ、急げ~。

といいながら出されたものはしっかり食べる・・・。

 

は~、終わった終わった!

 

午前中?ええ~、頑張りましたよ。

ディスカッションはがんばりました。木造講演会は寝ました(笑)

 

最後に委員のみんなで記念撮影。

・・・なんか変です。

 

頭が切妻屋根の猫は島根のゆるキャラ「しまねっこ」だとか。

忍者と武士は不明です。なぜか巫女共々当然のごとく居る感じ・・・。

他のご当地にもやっぱり同じようなワンセットがいるんでしょうか。

 

このメンバーでの任期もあと半年。2年なんて早いものです。

全国から集まっているメンバーだと、普段遠い分、逆に気が置けなくて

さっぱりしていいと個人的には思っています。

 

やれやれと役目が終わったら、珍しく猛烈にお腹が空いてきて、バイキングで盛り食い。

そしたらなんだか無頼な気分になってきたので、式典はパスして一人でまちを歩くことにしました。

 

 

ぶらぶらと。途中仕事の電話でクラクラと。

 

松江はお堀で囲まれた水の町。この堀川を船で廻るのが定番コースだとか。やっぱり落ち着きますね。

 

橋の欄干に寄りかかって見ていたら、若い女性の観光客が思いのほか多いことに気がついた。

おっとりしてコンパクト。危ない雰囲気皆無だし?確かにいいかもしれません。みんな真面目そう。

 

上の右の建物は、旧日銀松江支店。現在は工房や飲食店、イベントスペースが入った賑の拠点になってます。

 

明治23年当時、小泉八雲が木橋であった松江大橋を渡る時に、下駄の音がカラコロと響きそれに心を惹かれたことが命名の由来だとか・・・。

 

行く前はな~んか意味無理やりだなぁ・・・なんて思っていたけど、来てみるとノスタルジックな感じで結構まちに合ってます(笑)

和菓子に彫金、ステンドグラスに勾玉などなど、体験メニューが目白押しで、満員かつ真剣そのもの。

 

そういえばまちを歩いてて思ったんだけど、チェーン店らしきものも少ないし、コンビニもほとんど見かけない。流行っていようがいまいが基本路面店。

 

あまり世間のことを気にしないで、好きな事に夢中になれるのも、城下町ならではなのかもしれません。

 

自分達のまちで、自分達の価値観で、幸せそうだなぁ・・・。