新茶の季節がやってきましたね。
今日は静岡駅北口地下広場の日本茶カフェ「喫茶一茶」に寄って来ました。
お茶菓子と一緒に本格的な呈茶のサービスを受けられるこのお店。本日のおすすめ、深蒸しの新茶を選びました。
口の中に広がる爽やかな香りと、深蒸しならではのコク。
羊羹と梅をお茶受けに、一杯ずつしっかり出しきり計3杯。
鮮度の良いカフェインで若干頭がクラクラです(笑)
静岡駅北口再開発にあわせて4年前にできたこのお店、実は私が設計させていただきました。
静岡市のバックアップのもと、静岡茶商工業協同組合さんが運営し、市内約50社の茶匠選りすぐりの逸品をワンコイン(500円)で提供しています。
設計当初の会議では、ペットボトルに押されリーフで飲むお茶人口の減少を危惧する茶業関係者の声をたくさん聞きました。そんな中でもなんとか現状を打開しようとお茶にまつわるスイーツ開発や合組(ブレンド)の開発、産地を飛び回り新しい呈茶スタイルを模索する若手の方々もおりました。
私自身も熱が移り、東京の日本茶カフェを何件も回り(実は県内には日本茶カフェが少ないんです)、カフェインで鼻血が出そうになりながら視察をしたのを思い出します。
油脂の高いナッツやレーズンバターがお茶に合うことを発見したり、金属製の茶釜や呈茶のテクニックを教わったり、静岡の仕事らしい勉強をたくさんさせていただきました。
皆さんも、通りついでによろしければ是非お立ち寄り下さい。