寺田佳子展 イメージの跡
今日は個展を見にギャラリーへ。
鉛筆でトレーシングペーパーに表現される様々な作者のイメージ。
普段自分もなじみのある素材感だったし、あのさらさらとした表面に柔らかい鉛筆が解けていく過程の中でイメージが残されていくことへの共感もあり気持ちよく見させていただいた。
創造的な行為への入口はイメージが支配する。そのイメージを検証するためにいくつものスタディを重ね、より深い意識を探っていくのだと思う。
どこまでの過程を作品にするかということを考えながら、昔演劇をやっていたころ「いかに見せるか」を問い続けた日々を思い出した。
今自分が向き合っている建築の場合、それが現実に立ち現われてくるから社会性や周辺環境との関係性も考慮されなければならないけれど、こと魅力的な建築という観点で述べれば「そこで何かが起きそうな際立った輪郭がある」ということが大切だと思っている。
そしてそれを生み出す背骨となるものはやはり、人間の動的なイメージも包含した詩なのだ。
ランチにCafe Lufusへ。
店内から見た窓越しの風景。
お客さんは私以外全員女性。
健康に良く、卵の使い方も上手。
平日、郊外のお店なのに、
気づけば店内は満席。
ビジネスを成功に導く、
これもひとつのイメージ。