さきほど家族でほたるを見て来ました。
藤枝の朝比奈川上流。
かえるの鳴き声や虫の音が鳴り響く里山の川岸でたくさんの蛍が舞い交いながら、小さくも強い命の証を照らし出していました。
ほたるの光を見ていると、子供の頃自分の足元を見ながら黙って歩いていた時の気持ちを思い出します。
決して嬉しかったり、晴れがましい気持ちばかりではなかったと思う。
だからこそ、ほたるに気付いて目を上げた時、自分意外の生の力に見入っていたのかもしれない。宮本輝の蛍川の気持ちもよくわかる。
息子の手を握りながら、ゆっくり歩いたあぜ道。
少しずつ、夏が始まってきました。