仕事を抜けて行ってきちゃいました、海に。
最近はずっと夢の中でも設計中(まあ、ほとんどいつもなんだけど・・・)
天気がいいから気分転換に写真を撮りに行かない?
とのお誘いに、久能海岸へ。
蒼い!
そして波の音で凝り固まったプランが壊れていく~(笑)
テトラポッドに登ったの、何年ぶりだろう。
そういえば最近こんな形の建築が多いなあ。
先端からトップライトをとって、群島型でつなげる美術館やら何やら。
ゴロゴロメルヘン形式と勝手に名づけたりして(笑)
しかし何だろう、この上り下りしたくなる感覚。足の裏で感じる抜群の安定感。
この物体の周囲にまとわりつく領域には、人の運動神経を喚起する性質があるのか。
小学生のころ初めて海に行ったときからやってることは変わらないけど(笑)、
変わらずやらせるところが逆にすごい!
景観破壊と嫌われるけど、大量の幾何学が自然の中に置かれると、その内部は特別な空間になる。
河口付近を近くで見てみると、小さな流れが物凄い勢いで海に流れ込んでいく。
押し返す波をものともせず、ゆるやかなカーブが砂浜を削りながら、ここしかないという
軌道を描いてどんどん流れ込む。
よくあるように見えるけど、この広い砂浜で、この状況で、自然は正確に決定している。
建築もやはり同じなんだろう。
内部環境や形態の話の前に、ここしかない配置をしっかりと追及することが大事なんだろうなとしみじみ思う。
振り返ってパチリ。
追伸
動いてほぐしたおかげで、プランはまったく別物になりました(笑)