昨年秋に行われた高校生の建築甲子園。
本県代表の静岡県立科学技術高校がみごと全国優勝に輝きました!
そして本日は学校に出向き、運営委員として日本建築士会連合会の方々と表彰式を行ってきました。
担当委員として見守ってきましたが、きっとこの子たちは毎日毎晩建築のことを考える日々を送っていて、普通の運動部よりもずっと多くの時間を捧げてきたんだなぁと思うと、本当に良かったと感慨もひとしおでした。
後半は東京芸術大学名誉教授で建築甲子園審査委員長の片山和俊先生による講演会。
風景から生まれる建築の造形について興味深いお話を聞かせていただきました。
ピラミッドはナイル川を下るときに遠近法で川が三角形に見えるところからきているとの説や、オランダの干拓地の畑のパターンとモンドリアンの平面構成の相似、中国福建省の山岳部にある客家民居についての考察や、日本の集落調査とまちづくりの手法についてなど、高校生そっちのけで食い入るように聞いてしまいました(笑)
片山先生が紹介していた「人生に自動ドアはない」という、指揮者の佐渡裕さんの言葉。
ドアの向こうに何かあるかもしれないと想像力を働かせ、自分の手でドアを開けることの大切さ。
今は無駄と思えるようなことも、寄り道と思うようなこともきっとつながってくる。
長い人生をかけて、必ず到達していくという先生の師・吉村順三さんの言葉に、私も背中を押されて帰ってきました。