先日長いお付き合いになるお客様のアトリエに寄ったら、隣の神社の木が半分、きれいさっぱりなくなっていました。
樹齢何百年の社の森に、こんもりと採光を遮られ(かといって文句も言えず)悩んでいた長い年月は、9月の台風で一変。
二人で不謹慎にも神風が吹いたと喜んで、空の広さに見入るひと時。
このあたりは市が指定する史跡地区。
空地が出れば市が土地を買い取り、徐々に公園として整備していくようです。
計画中のこのアトリエも、いつかその史跡のなかにそっと佇む時を超えた建築になるかもしれません。
お向かいの史跡をパチリ。
影の長さが月日の長さを表ような、秋の静かな午後でした。