被災建築物応急危険度判定士というこの名称。
地震で被災した建物の状況を迅速に調べ、次の余震に対する安全性を応急的に判定して二次災害を防ぐのが役割ですが、東日本大震災では先月までに約10万件の判定が行われました。
現地のガソリン事情が極めて悪かったため国交省から他県への広域支援要請はなく、すべて現地の建築士達で行われたようです。
逆に言えば、東海地震が起き交通が遮断されたら私たちで全てまかなう可能性もあるわけで・・・。
振り返れば16年前、大学センター試験の次の日に阪神大震災がありました。入学後に訪れた神戸の街では建物にいろいろな色の紙が貼られており、建築の専門家による現実的な対応はとりあえずここから始まるんだと、しげしげと見ていたのを思い出します。
もしもの時のボランティア、その準備は日ごろから。